重要事項と注意点
- パスワードに関する注意点
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- 初期パスワードは、管理者によって任意に設定され配布されます。
- 新パスワードの設定は、8~16桁の半角英数・記号です。
- 英字は、大文字・小文字の区別があります。
- 誤ったパスワードが連続6回入力された場合、そのICカードなどの該当エリアに対するアクセスは不可となります。(パスワードのチェックおよび不正回数の管理は、すべてICカードなどの内部で実行されます。正しいパスワードが6回以内に入力された場合のみ、不正回数が0にクリアされます。)この場合は、発行管理者へ連絡し、パスワードの強制変更を依頼してください。強制変更後、該当エリアのアクセスが再び可能になります。
- 操作上の注意点
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- 暗号ファイルを他のアプリケーション(各種エディタ、Microsoft® Word、メモ帳など)で開かないでください。何の変更無しでも、上書きすると復号できなくなります。
- ICカードなどを抜くのは、原則としてアプリケーションを終了してからにしてください。パスワードチェック時の抜き差しは、絶対にしないでください。
- ReadOnlyファイル/使用中のファイル/ディスクの空き容量不足などの場合は、「暗号ファイルの作成ができません」「元ファイルの削除ができません」などのエラーメッセージが表示されます。また、ネットワーク共有ファイルについては、同時アクセスの可能性がありますので、暗号時エラーメッセージが出力される場合があります。
- 暗号ファイル名は「元ファイル名+.fss」となり、圧縮暗号ファイル名は「指定ファイル名+.fsa」となります。
- 未発行のICカードなどでSmartCipher® を起動してもエラーになりますので、必ず管理者によって発行処理を施したICカードなどをご使用ください。
- 暗号ファイルコピー時、コピー先に同じファイル名が既に存在した場合、最終拡張子の前に” - コピー”が追加されます(書類.xlsx - コピー.fss)。この場合、ファイルが復号出来なくなりますのでファイル名を手動で編集(書類2.xlsx.fss)してください。
- FSS®ソフトをインストールする際の注意点
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- PCの環境・設定と各認証キーデバイス(ICカードリーダー/ライター)の組み合わせによっては、動作しない場合があります。他の認証キーデバイス(ICカードリーダー/ライター)への変更が必要になる可能性があります。また、全てのPC環境での動作を保証するものではありませんのでご注意ください。
- PCのキーボードコネクタ(PS/2)から電源を供給するICカードリーダー/ライターをご使用の場合は、電源コネクタの接続や取り外しの際は、必ずPCの電源をコンセントから抜いてください。
- FSS SmartCipher® の使用に関する注意点
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- エリア名称が正しく表示されない場合(文字化けなど)は、以降の作業(暗号化など)を継続せずに、再度「認証キーボタンのクリック」や「認証キーの抜き差し」を行ってください。
- OSのシステムに関わるファイルや、各種プログラムの動作に関わるファイルの暗号化は行わないでください。
- 暗号化されたファイルを、他のソフトウェアで編集しないでください。復号できなくなります。
- FSS SmartCipher® の自動暗号化機能の使用に関する注意点
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バッチ暗号/復号でWindows終了時の暗号処理が20秒以上かかる場合、暗号処理が終了する前にWindowsが終了する可能性があります。FSS®KeyService ver6.7以降では、あらかじめタスクトレイのアイコンをクリックして暗号処理を行ってください。
- 発行管理ソフトウェアの使用に関する注意点
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- 発行者パスワードがロックしてしまった場合、復旧できません。
- 必ずPC/SC環境でご使用ください。
- 保有ライセンスの他社譲渡について
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原則として、お客様がお客様以外の第三者に譲渡・貸与・リースを行う事はできません。
詳細につきましては、使用許諾契約書をご確認ください。
会社名の変更 または、事業承継等でライセンス名義の変更が生じた場合には、別途ご相談ください。 - FSS保守サービスについて
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保守サービスの範囲
保守サービスの範囲は次のとおりとします。
- 弊社は、お客様が購入されたFSSソフト、SCD装置に関し、以下の保守サービスを行います。
- FSSソフトウェアおよびSCD装置のオペレーションに関する対応
- FSSソフトウェアのバグ・瑕疵の情報の提供
- FSSソフトウェアの障害対応サービス
- 弊社は、お客様が購入されたFSSソフトウェアに関し、以下の保守サービスをプログラム提供形式で行います。
- FSSソフトウェアのバグ・瑕疵を修正したFSSソフトウェアもしくはプログラムの提供
- FSSソフトウェアのバージョンアップソフトウェア無償提供(カスタマイズは含まれません。)
保守サービスの受付
保守サービスの範囲は次のとおりとします。
- お客様は、上記保守サービスの範囲の1.保守サービスについて、電子メールまたはFAXにて弊社へお問い合わせ頂く事が出来ます。弊社は、お問い合わせに対して電子メールまたはFAXもしくは電話にてお客様に回答します。
- 基本保守サービス受付窓口、電子メールアドレス、FAX番号
- 受付窓口
株式会社ローレルインテリジェントシステムズ サポート担当
〒105-0001 東京都港区虎ノ門1-1-10 第2ローレルビル 1F - 問い合わせ用メールアドレス
- 問い合わせ用FAX番号
03-5510-3011 - 保守サービス提供期間
- サービス提供日
月曜日~金曜日(土曜、日曜、祝日、年末年始および当社指定の定休日を除く) - サービス提供時間
平日の午前9時30分から、午後17時00分まで
保守サービスの範囲外
以下の項目は、保守サービスに含まれないため、別途費用が発生いたします。
- FSSソフトウェアのカスタマイズ
- FSSソフトウェアのインストールサービス
- 機器の移設およびこれに伴う据付け調整作業
以下事象につきましては、基本保守サービスの範囲外といたします。
- FSSソフトウェア以外のソフトウェアに起因する場合
- お客様の故意、不注意、過失または対象端末の不具合により生じた場合
- その他天災、地震、火災または不可抗力等に起因する場合
- ※FSS、SmartLogon、SmartCipher、SmartExec、SXAL、MBALは、株式会社ローレルインテリジェントシステムズの登録商標です。
- ※この他、記載の社名および製品名は、各社の商標または登録商標です。