Microsoft® Windows® 11「メモ帳」アプリにおいて、起動時に前回メモ帳で開いた暗号ファイルの内容が継続して表示される現象について
2023年12月06日
株式会社ローレルインテリジェントシステムズ
技術支援部
拝啓 時下ますますご清栄の事とお喜び申し上げます。
平素は、FSS®(File Security System)製品をご利用いただき、誠にありがとうございます。
Microsoft® Windows® 11で提供されている「メモ帳」アプリにおいて、テキストファイル等関連付けされた暗号ファイルを開いた後に、一度終了して再度起動した際に前回開いていたファイルがそのまま平文として表示される現象について対応方法を以下の通りお知らせいたします。
対象
Microsoft® Windows® 11で、「メモ帳」(notepad.exe)アプリをご使用になるお客様。
詳細
「メモ帳」アプリ起動時に、タブを閉じない限り前回開いていたファイルが継続して表示されます。
その為、暗号化されたテキストファイル等を開いた後にそのままアプリケーションを終了した場合、次回起動時に前回開いていたファイルはそのまま表示されます。
共用端末等でご使用頂く際には、注意が必要になります。
【再現手順】
- 暗号化されたファイルを「メモ帳」アプリで開く。
- タブを閉じずに「メモ帳」アプリを終了。
- 「メモ帳」アプリを再度起動。
- 前回開いていたファイルがそのまま表示される。
対応方法
「メモ帳」アプリの設定を変更することで対応が可能です。
- 「メモ帳」アプリを起動してください。
- 右上の「」アイコンをクリックしてください。
- 「メモ帳の起動時」設定を開き、設定を「前のセッションからコンテンツを開く」から「新しいウィンドウを開く」に変更してください。
注意事項
- この設定は、”端末単位”ではなく”ユーザー単位”の設定となる為、ユーザー毎の設定が必要になります。
- 暗号化されたファイルを開いていた場合、次回起動時そのまま保存しようとしても再暗号化は行われません。
「名前をつけて保存」ウィンドウが表示され、新規保存扱いになります。
本件に関するお問い合わせ
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